| 第10回 医療訴訟から見たカルテ < | 第11回 〜 第20回 | > 第13回 電子カルテの現況と将来 |
| ・ | 国民に対し:国民は誤った固定観念から医師に対し過度の期待感があり,また医療は当然の権利であり,しかも只であるという固定観念があります。そして医療行為の結果が期待を裏切れば,医師の権威主義,金権主義と非難され,さらに医療事故の多発などが医師への信頼性の低下を導いています。病気,医療,さらには医療経済に対する正しい考えや情報をを啓蒙する必要があると思います。 |
| ・ | マスコミに対し:マスコミの影響力は大きく第四の権力といわれています。しかし医療については内容を知らずにバッシングを行っている。マスコミに登場する医師も利用されているだけです。これからは医師がマスコミをうまく利用して真実を語らせるようにしなければいけない。 |
| ・ | 厚生省に対し:厚生省は医療費の配分という金銭の操作で日本の医療を動かしている。正しい戦術をとれば,日本の医療も良い方向に向かう可能性は大きい。うまく働きかけることです。 |
| ・ | 政治家に対し:医療が複雑になり,正しい医療が分からないのが現状だと思う。選挙を考えると国民の負担を言えないので医療機関に負担を強いる医療費抑制政策になっています。しかし薬剤の参照価格制が自民党の一言でつぶれたように政治家の政治力は評価しなければならない。政治家は大事にして医療の本質を教育しなければいけない。 |
| ・ | 医者:医者は病院の経営に四苦八苦し,マクロ的視野で医療経済を考える余裕がない。国民医療費というパイの奪い合いでへとへととなっている。書類や会議が増え,医学の進歩により医療行為も複雑になっている。日本医師会も開業医の権利を守るばかりでなく,医療全体,医師全体の立場を考えなければいけない。視野を広げる必要があると思う。 |
| 現代医療の歴史 | |||||
| 昭和20年〜29年 | |
| 1945年 | ・終戦の詔勅 ・終戦と自決 ・ノーモアヒロシマ ・長崎の鐘:永井隆 ・九大生体解剖事件 ・飢餓の時代 |
| 1946年 | ・メチルアルコール中毒 ・DDT散布とシラミ |
| 1947年 | ・ペニシリンの市販 ・新生日本医師会の発足 |
| 1948年 | ・日本脳炎の流行 ・優生保護法 |
| 1949年 | ・ヒロポン患者増加 |
| 1950年 | ・畑中教授血痕鑑定事件 ・シラス食中毒事件 ・胃カメラの開発 ・宇治達郎 |
| 1952年 | ・結核半減記念 ・ツベルクリン反応 |
| 1953年 | ・供血と売血 |
| 1954年 | ・第五福竜丸被爆 ・人間ドック始まる |
| 昭和30年〜39年 | |
| 1955年 | ・森永粉ミルク事件 |
| 1956年 | ・水俣病公害 ・ペニシリンショック |
| 1957年 | ・イタイイタイ病 ・萩野昇 ・日本医師会長に武見太郎選出 |
| 1958年 | ・売春防止法 |
| 1960年 | ・性生活の知恵 |
| 1961年 | ・小児麻痺ワクチン ・国民皆保険開始 |
| 1962年 | ・サリドマイド薬害 |
| 1963年 | ・アイバンク開業 |
| 1964年 | ・スモン ・椿忠雄 ・ライシャワー刺傷事件 ・先天性風疹症候群 |
| 昭和40年〜49年 | |
| 1965年 | ・キセナラミン事件 ・アンプル風邪クスリ ・無給医局員診療拒否 |
| 1966年 | ・千葉大チフス事件 |
| 1967年 | ・国家試験ボイコット |
| 1968年 | ・和田教授心臓移植 ・カネミ油症 ・東大紛争 |
| 1969年 | ・老人医療費無料 ・チクロ ・うそつき食品 |
| 1970年 | ・公害列島 ・アポロ病 |
| 1971年 | ・クロロキン |
| 1972年 | ・にせ医者事件多発 |
| 1973年 | ・未熟児網膜症 ・大腿四頭筋拘縮症 ・生命保険殺人 ・紅茶きのこ ・菊田昇赤ちゃん斡旋 |
| 昭和50年〜59年 | |
| 1975年 | ・荻野久作死去 ・六価クロム事件 |
| 1976年 | ・鹿児島六つ子 |
| 1977年 | ・愛知医大不正入試 ・医師優遇税制の改正 |
| 1978年 | ・イギリスで体外受精 |
| 1980年 | ・富士見産婦人科病院 |
| 1981年 | ・丸山ワクチン |
| 1982年 | ・日航逆噴射事件 ・ケミファ捏造事件 |
| 1983年 | ・千葉医大研修生殺人 ・体外受精児 |
| 1984年 | ・カラシレンコン事件 ・宇都宮病院職員リンチ |
| 昭和60年〜平成5年 | |
| 1985年 | ・筑波大脳死移植で告発 ・エホバの証人 ・マンズ有毒ワイン |
| 1986年 | ・チェルノブイリ原発事故 ・ベトちゃん・ドクちゃん ・ロボトミー賠償 ・岡田友希子自殺 |
| 1987年 | ・三重大肝炎 ・佐賀県医療事故 ・利根川進ノーベル賞 ・看護婦殺人事件 |
| 1988年 | ・ハチの大群 ・フィリッピン腎臓売買 ・平成元年から5年 |
| 1989年 | ・ホパテを劇薬に ・ミドリ十字放射線 ・抗ガン剤の薬効否定 ・世界1の長寿国 |
| 1990年 | ・サハリン火傷男子治療 ・気象庁スギ花粉予報 ・世界禁煙デー ・浜松医大研修生殺人 |
| 1991年 | ・東海医大カリウム殺人事件 |
| 1992年 | ・東京医大睡眠薬横流し |
| 1993年 | ・ソリブジン薬害 ・安楽死法案 ・浜松医大子宮摘出 |
| 平成6年〜9年 | |
| 1994年 | ・京急青物横町殺人 ・向井千秋 ・筑波医師殺人 |
| 1995年 | ・エボラ ・サリン事件 ・遺伝子治療 |
| 1996年 | ・エイズ:安部英逮捕 ・ミドリ十字の3社長逮捕 ・村松元生物製剤課長逮捕 ・患者よ癌と闘うな ・治験で医師逮捕 ・らい予防法の見直し ・英国で狂牛病 ・岡光事務次官 ・国保京北病院安楽死事件 ・堺市O-157 ・酸素治療機爆発 ・クリプトスポリジウム症 |
| 1997年 | ・クローン牛誕生 ・ダイオキシン問題 ・臓器移植法案 |
| 平成10年〜 | |
| 1998年 | ・毒カレー保険金事件 |
| 1999年 | ・バイアグラ発売 ・横浜患者取り違い事件 ・都立広尾病院点滴ミス ・脳死移植 ・竜岡門クリニック事件 |
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