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2006年12月22日
大野病院医療事故「医師は最善を尽くした」弁護側、改めて訴える方針
大野病院医療事故:「医師は最善尽くした」 弁護側、改めて対決方針 /福島
◇公判前整理終了
県立大野病院(大熊町)で起きた医療事故で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた産婦人科医、加藤克彦被告(39)の福島地裁での5カ月間にわたる公判前整理手続きが14日終わった。弁護側は会見で、「医師に対する業務上過失致死事件で、医師の裁量が問われた裁判はこれまでにない。加藤医師に過失はなく、最善を尽くしたので無罪だと確信している」と検察側と全面対決する方針を改めて示した。
争点は6点に絞られ、弁護側は加藤医師の刑事責任を全面的に否定している。癒着胎盤について、「子宮後壁の一部への癒着で、程度も軽かった。はく離を継続しても問題はなかった」と主張。出血は「はく離に伴うものだけではない」と指摘し、手術用はさみの使用は「はく離面の面積を小さくして出血を最少にするため」と説明している。
また、弁護側は医師法の届け出義務は「異状死の定義があいまい」と指摘し、「加藤医師の供述調書は本人の主張とずれている。文献や医学書が証拠採用されず、検察側が専門的なことを理解しようとする姿勢がみられない」と批判した。
検察側はこれまでに、癒着の範囲は弁護側の主張より広かったとし、出血もはく離によるものが大部分だと主張しているという。福島地検の片岡康夫次席検事は「来年の公判期日以降において、主張を明らかにし、事実関係の立証に努めたい」とコメントした。
来年1月の初公判では、検察側、弁護側双方の冒頭陳述が行われる。2回目以降は月1回程度公判が開かれ、検察側が証人申請した手術に立ち会った医師や看護師、病理鑑定をまとめた医師ら計8人への尋問を5月ごろまで行う。その後、弁護側証人の尋問が予定されている。
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kiyoshi-sakadume@umin.ac.jp
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